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高度なセットアップ:Linux

このページには、LinuxでNativeScriptアプリをビルドして実行するために必要なすべてのシステム要件のリストと、 これらの要件を実現するためのガイド付きウォークスルーが含まれています。

注釈: Linuxシステムでは、NativeScript CLIを使用してAndroidアプリのみを開発できます。 これは、NativeScript CLIがXcodeを使用してiOSアプリをビルドするためです。 Xcodeは、macOSオペレーティングシステムでのみ使用できます。 LinuxでのiOSアプリの構築に興味がある場合は、NativeScript Sidekickのパブリックプレビューを試してみてください。 NativeScript Sidekickは、iOSとAndroidのビルドをクラウドで実行するサービスを含むNativeScriptアプリに堅牢なツールを提供し、 これらのシステム要件を完了する必要をなくし、LinuxでiOS用にビルドできるようにします。

システム要求

また、Android開発用に次の2つの環境変数を設定する必要があります。

高度なセットアップ手順

Linux開発マシンでNativeScriptをセットアップするには、以下の手順を実行します。

  1. 最新のNode.js(LTS)10.x をインストールします。
  2. 64ビットシステムで実行している場合は、ia32/i386アーキテクチャ用のランタイムライブラリをインストールします。
    sudo apt-get install lib32z1 lib32ncurses5 lib32bz2-1.0 libstdc++6:i386
    「パッケージlib32bz2-1.0が見つかりません(Unable to locate package lib32bz2-1.0)」というエラーが発生した場合は、以下のようにします。
    sudo apt-get install lib32z1 lib32ncurses5 libbz2-1.0:i386 libstdc++6:i386
    パッケージ lib32ncurses5 は Ubuntu>v.19.04 でバージョン6としてのみ利用可能です。その場合は lib32ncurses6 に置き換えてください。
  3. G++コンパイラをインストールします。
    sudo apt-get install g++
  4. [JDK 8] JDK 8をセットアップします。
    1. 次のコマンドを実行します。
      sudo apt-get install openjdk-8-jdk
    2. インストール後、Javaが複数インストールされている場合は、どちらを使用するかを選択できます。
      sudo update-alternatives --config java
    3. JAVA_HOMEシステム環境変数を設定します。~/.bashrc以下を開いて追加します。
      export JAVA_HOME=$(update-alternatives --query javac | sed -n -e 's/Best: *\(.*\)\/bin\/javac/\1/p')
      一度ログアウトして再度ログインするか、ホームディレクトリからターミナルでsource .bashrcを実行して、bashrcファイルをリロードする必要があります。
  5. Android SDKをインストールします。
    • Android Studio and SDK Downloadsに移動し、 SDK Tools Onlyセクションで、ページの下部にあるLinux用のパッケージをダウンロードします。
    • ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたアーカイブを次のようなフォルダに解凍します: /usr/local/android/sdk
      • 先ほど解凍したアーカイブはtoolsフォルダーだったので、この場合は次の場所に置きます: /usr/local/android/sdk/tools
    • 環境変数 ANDROID_HOME を設定します。~/.bashrcを開いて以下を追加します。
      export ANDROID_HOME="/usr/local/android/sdk/" export PATH="${PATH}:${ANDROID_HOME}tools/:${ANDROID_HOME}platform-tools/"
      注釈: このディレクトリには、(インストールされたばかりの)toolsディレクトリと、(次のステップでインストールされる)platform-toolsディレクトリが含まれます。
    • 現在のユーザーからログアウトし、再度ログインして、環境変数の変更を有効にします。
  6. Android SDK Platform 28、Android SDK Build-Tools 28.0.3以降、Android Support Repository、Google Repository、および 必要なその他のSDKのすべてのパッケージをインストールします。 または、次のコマンドを使用して、必要なすべてのパッケージをインストールすることもできます。 SDKをインストールするには、Android Studio->設定->システム設定->Android SDK->プロジェクト内でサポートするすべてのAndroidバージョンをマークします(APIレベルの列はSDKプラットフォームを示します)。
    sudo $ANDROID_HOME/tools/bin/sdkmanager "tools" "emulator" "platform-tools" "platforms;android-28" "build-tools;28.0.3" "extras;android;m2repository" "extras;google;m2repository"
  7. こちらの記事に従って、Android Emulators(AVD)をセットアップします。
    1. エミュレートされたデバイスを作成した後、次のことを行う必要があります。
      • 開発者モードを有効にします - [設定] -> [エミュレートされたデバイスについて]に移動し、ビルド番号を7回タップします。
      • USBデバッグを有効にする - [設定] -> [開発者向けオプション]に移動し、USBデバッグを有効にします。
  8. NativeScript CLIをインストールします。
    • 次のコマンドを実行します。
      sudo npm install nativescript -g --unsafe-perm
    • コマンドプロンプトを再起動します。
  9. システムが正しく構成されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
    tns doctor

    「問題が検出されませんでした(No issues were detected)」と表示された場合は、問題ありません。

    NativeScript TNSドクター結果

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